ギャンブルが受け入れられない理由とは? 

ギャンブルに対する人々の考え方は国ごとに大きく異なります。欧米の多くの国では、スポーツベッティングや宝くじ、そして運にかける類のオンラインゲームであれば、特に問題がないと考えられていますが、アフリカ、アジア、中東ではこれらが違法とされている国も少なくありません。法律や文化的な背景を抜きにしても、人々は過度のギャンブル癖がある人に対してある程度偏見を持っているようです。今回はその理由についてお話ししたいと思います。

比較的お金のかかる趣味

ギャンブルを行う頻度にかかわらず1つ確かなことがあります。それは、勝つよりも負けることの方が多いということです。短期的には、その違いはあまり大きなものではなく、目につかないほどのものかもしれません。

しかしギャンブルが習慣になると、経済的な問題が深刻になる可能性が非常に高くなります。取り返しがつかないほどの大きな金銭的ダメージを一度受けてしまうと、生活の他の面にも影響が及び、解決に何年もかかるような問題を抱えることになります。このようなことから、伝統を重視し、規則正しく、自己意識がしっかりしている人たちがギャンブルという余暇活動をあまり快く思わないのは当然と言えます。 

最悪の結果を引き起こす依存症 

国際的に認知度の高い依存症の専門家らによると、ギャンブルを過剰に行う際に懸念すべきことはお金だけではないとされています。過度なギャンブルによる影響で最も深刻なのは、依存症になる可能性が非常に高いことです。この危険な欲望に流されてしまうと、次から次へと新たなリスクを求める気持ちが大きく高まります。そして気づいたときには、お金を使い果たしているのです。ところがギャンブルの習慣と新たなリスクを味わいたいという欲望は、残念ながらすぐに消せるものではありません。このような状態に陥ると、衝動的なギャンブラーの多くは問題に向き合うのを避けるために、薬物乱用、アルコール依存、過食など、ギャンブルよりも安上がりなものに依存するようになるのです。 

曖昧な法律と複雑なルール 

今日では、ギャンブルやベッティングといえばオンラインカジノ、オンラインスポーツブック、その他運だめしのゲームを扱うインターネット上のプラットフォームを意味するようになりました。従来のギャンブルと比較すると遥かに便利になりましたが、オンラインギャンブルのプラットフォームには目に見えにくいリスクが多く潜んでいます。たとえば、この種のギャンブルを違法としている国が多くあることを意識しておくべきでしょう。また、自国では合法だとしても、利用するウェブサイトが必要なライセンスや認可を受けているかどうかを必ず確認しておきましょう。違法プラットフォームで賭けを行った際に、何らかの問題が起きたとしても異議申し立てを行うことはできません。 

信頼できない決済方法 

ギャンブル用のプラットフォームを評価する際に一番信頼性の高い方法は、利用規約を読み、対応している決済方法を確認することです。例えば、アカウントへの入金方法をバーチャルウォレットと暗号資産通貨に限定している場合、おそらくそのサイトは違法ウェブサイトでしょう。クレジットカードと電信送金での入金は、基盤が堅いプラットフォームやオンラインカジノでのみ利用可能となっているからです。また、サイトのルール、規約、一般的なポリシーは明確で理解しやすいものになっているかも確認しましょう。記載されているルールが不必要に難解で、曖昧な解釈の余地があることに気づいたら、そのサイトは避けるべきです。